うつ病休職記 2日目 「らばQ」を見て過ごす

朝7時に目が覚めました。

 

朝食をとったあと、「スルピリド」と呼ばれる精神安定剤を飲むと、眠いので二度寝
目が覚めたら午後1時になっており、それでも眠いので三度寝。

気がつくと夕方になっており、なんだか時間を無駄にしてしまったような気分。

 

一ヶ月の休職というこの時間を、こうやって無作為に過ごせばいいのか、それとも少しでも何かするべきなのか、自分でもよくわかりませんでした。

 

ただ薬のおかげか、あまり会社のこととか将来のこととか考えず、比較的穏やかに過ごせました。

かと思いきや、夜中に布団の中で読書していると、休職直前に上司と口論したことを思い出し、胸がざわつく状態に。パソコンを開いて適当にネットサーフィンすることで、気持ちを落ち着かせました。

 

 その日は深夜まで「らばQ」という全世界の写真や掲示板の書き込みなどをまとめたサイトを閲覧して過ごしました。

サイトの中に「文化・知識」というカテゴリがあったため、うつ状態を抜け出せるヒントがないか探してみると、

「あなたが生きている理由は何ですか?」それぞれの生きがい…回答いろいろ:らばQ」

という記事を発見。そこには、

 

●もうずっと「うつ」で死にたいと思っていた。2週間くらい前にすべてを終わらせるつもりだった。電車に飛び込むつもりで、ユニオンスクエア駅に足を運ぶとホームレスの男性が僕にチェスをしないかと言ってきた。座って彼とチェスをしたらとても楽しかった。今これをタイピングしながらチェスをしている。そしてチェスをいくらやっても足りない。

 

●最近、自殺をしたいほどの「うつ」から抜け出せた。生きる価値があると思える小さなリストを紹介するよ。
・とても冷たい霧っぽい朝に、お気に入りの喫茶店に行くこと。
・きつい運動のあとの勝ち誇った疲れ。(中略)

人生は大きな画面で見るとひどいが、大きな画面だけが人生じゃない。自分を助けたのはコーヒーをおいしく思い、朝日を見て、気に入った人々と時間を過ごして、毎日を疲れ切って終わるようにしている。
そして自分の小さな部分が楽しめると、大きな問題も簡単に解決できる小さな問題のように思えてくる。

 

などの書き込みがあり、少しだけ救われたような気になりました。

 

気がつけば午前2時を過ぎており、眠くないけれど寝ることに。
仕事をしていた頃は遅くても午前1時半には眠るようにしていたのに、仕事を休んだ瞬間、こんなに夜型になってしまうなんて。